長野式を考案したのは長野潔先生とおっしゃり、
西洋医学と東洋医学を融合させた鍼灸治療を
特徴としています。
ここからは、長野式が生み出された背景や効能について
ご紹介させていただきます。
長野式が生まれた背景
しばらく前までは、鍼灸界は完全に古典派と科学派に分かれていました。
古典派の先生方は
全てを古典的解釈に基づいて理解し説明しようとします。
またその逆の科学派の先生方は
全てを筋肉、神経など解剖生理学から答えを導き出そうとして、
あまり古典を重要視しませんでした。
このような鍼灸界に疑問を持ったのが長野先生です。
”古典的鍼灸を西洋医学的視点から見て考察する”
このことを繰り返しながら多くの臨床をこなされていきました。

長野式の手法〜検査・診断・
治療〜
長野先生の著書の中で、このようなある脈を説明する文章があります。
「この脈の状態は女性ホルモンの低下によって血管が収縮し、副甲状腺ホルモンの分泌が逆に亢進し、
血中カルシュイム濃度の変化を伴う、いわゆる更年期障害の典型的な脈の状態で、
足腰の冷え、背中の張り、肩こり、頭痛、イライラ、易疲労、不眠などが出るのです」
『鍼灸臨床わが三十年の軌跡』 長野潔著 (医道の日本社/1993) より
このように脈診という古典的な手法を用い、
それを自分の臨床経験から西洋医学的説明をほどこし治療していく。
腹診もこれと同様に古典的な手法と西洋医学的視点を融合させています。
この様に長野式には検査、診断、治療の間にしっかりとした関連性が有ります。
鍼灸には4千年の歴史が有ります。
また諸先輩が残してくれた有効なツボが多く有ります。
検査、診断がしっかりしていれば、無闇に多くのハリを打つことなく
本当に大事なツボにハリを打ち、効果を出すことが可能となるのです。
そのために、毎回、脈を診て(脈診)、腹を押し(腹診)ているのです。

長野式の効能
運動器疾患 肩こり、腰痛、膝痛、ムチ打ち
婦人科疾患 生理痛、生理不順、更年期障害に伴う諸症状、つわり、不妊。
消化器疾患 胃下垂、胃潰瘍
呼吸器 風邪、気管支喘息
小児疾患 かんの虫、小児喘息
その他 パソコンの長時間使用に伴う諸症状、肥満、精力減退、美容
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